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社長の号令で営業改革を実施し、その期間は成果が出たのに、気づけば元に戻っていた。そんな経験はありませんか。先に結論をお伝えします。難しいのは、成果を一時的に出すことではなく、出し続けることです。
「なんで今まで言わなかったの?」トラブルが表面化したとき、部下にこう言ったことはありませんか。先に結論をお伝えします。悪い情報が上がってくるかどうかは、社員の勇気の問題ではなく、企業文化の問題です。そしてその文化を作れるのは、経営者だけです。IBMには良い情報も悪い情報もすぐに伝え、みんなで解決する文化があり、だからこそ問題が小さいうちに手を打てていました。
「あの担当者とは、すごく仲がいいんです。」営業からよく聞く言葉です。先に結論をお伝えします。仲の良さは、案件の大きさとは関係ありません。目の前の担当者が見ているのは自分の担当範囲だけなので、どれだけ仲良くなっても案件はその範囲に収まります。大型案件は、いろいろな部門・立場の方に意図的に会いに行った先にしかなく、そのために必要なのは「仲良し」ではなく「信頼され、お客様をリードできる関係」です。
一人の営業がずっと同じお客様を担当している。そんな会社をよく見かけます。先に結論をお伝えします。お客様は営業の所有物ではなく、会社の大切なお客様です。お客様との関係を営業個人に預けている状態は、企業として大きなリスクです。IBMの営業の大半は2〜4年で担当が変わりますが、売上は落ちません。個人の能力ではなく、お客様の情報・提案戦略・リレーションを組織に蓄積して引き継ぐ仕組みがあるからです。
大型案件は、たまに取れるもの!そう思っていないでしょうか。先に結論をお伝えします。大型案件だろうが小型案件だろうが、提案活動で踏む手順は同じです。だからこそ、常に大型案件の創出を意図的に考えている営業組織は、手がける案件の大半が大型案件になっていきます。大型商談は、偶然ではなく必然で作れるのです。
世の中には「大変なのが当たり前」と思われていることが無数にあります。この記事では、お客様の常識を覆す提案がなぜ選ばれるのか、そして提案する側自身の「当たり前」にどう気づくかをお伝えします。
「商談があるので、研修には出られません。」そんな理由が、営業パーソンや営業部長からも大義名分のように語られていると聞きます。この記事では、研修を「会社からの投資」として捉え直すことの意味と、IBMで当たり前だった優先順位についてお伝えします。
「継続は力なり」を信じて、うまくいかないとわかっている案件を追いかけ続けていませんか。この記事では、IBMで実際に運用されていた「Sales Stage」という仕組みをもとに、感情論に頼らず案件を見切る方法をお伝えします。
「アカウントプランが、数秒で作れます」──そんな生成AIサービスが次々に登場しています。これまで数日はかかっていた計画づくりが、ボタンひとつで終わる時代になりました。先に結論をお伝えします。AIが作ったアカウントプランを、そのまま使うだけでは勝てません。この記事では、その理由と、AI時代にこそ差がつく「アカウントプランで考える型」についてお伝えします。
時間はすべての人に平等に与えられています。社長も、新入社員も、子供も、大人も、1日は24時間。それは、お客様も同じです。この記事では、「お客様の時間に見合う提案」とはどういうことか、そしてIBMで当たり前だった提案の作り方をお伝えします。
「行動量を増やせば、売上は上がる」。営業の現場でよく聞く言葉です。行動することは確かに大切です。でも、数をこなすことが目的化し、断られ続けて疲弊しているのに成果が出ない。そんな状況に心当たりはありませんか。この記事では、疲弊する営業スタイルの根本原因と、IBM流の提案手法「アカウントプラン」が、なぜその状況を変えるのかをお伝えします。
AI検索やGoogle検索を使えば、知りたいことはほとんど数秒で手に入る時代になりました。提案活動を真剣にすればするほど、本当に決め手になる情報ほど検索しても出てこないと感じているのではないでしょうか。本コラムでは、なぜ価値ある情報はネット上にないのか、そしてAI時代に提案力でどう差がつくのかを、IBMでの25年の経験を交えてお伝えします。
ベゾスが語った「AIは労働力不足を生む」とはAmazon創業者のジェフ・ベゾスが、2026年6月、パリの技術カンファレンスで語った言葉が話題になっています。「AIは労働力不足を生む」AIが人間の仕事を奪うのではないか。多くの方が、そんな不安を口にします。
「大手企業との取引を増やしたい」理由は大きな売上をつくれる可能性があるからです。しかし、大手との大きな取引は、自社の良さを伝えるだけでは実現しません。鍵を握るのは、大手の意思決定に応えられる「提案力」です。そして、それを支える手法としてアカウントプラン(APS)があります。本記事では、IBMで25年間、大手企業の法人営業に携わった経験をもとに解説します。
野鴨を飼いならさない仕組みが、強い組織をつくる「IBM出身者って、自由人が多いですよね」ある大手コンサルティングファームの方に言われた一言です。思わず笑ってしまいながら、もしかしたら私もそうかもと思っちゃいました。
「AIを使えば、営業の生産性が上がる」そう聞いて、社内でAIツールの導入を進めているマネージャーの方も多いのではないでしょうか。確かに、AIは強力です。商談の議事録を自動で作成し、競合情報をまとめ、提案書のたたき台まで出してくれます。しかし、AIが導入されても、受注率が変わらないチームがあります。なぜか。
発表が終わった瞬間、会議室の空気が変わります。「お疲れさまでした」という声とともに、皆がアカウントプランをファイルにしまい込む。そして、2度と開くことはない資料。
御用聞き営業から脱却できない。顕在ニーズへの対応に終始し、気づけば機能比較・価格競争に巻き込まれている。RFPや入札依頼が出てから動き 始めるため、いつも後手に回る。お客様の潜在ニーズに先回りしたソリューション提案ができない──この課題を抱える営業組織は、決して少なくありません。問題は、営業担当者の能力や努力の量ではありません。お客様の事業を深く考え、仮説を持って動く仕組みが、組織の中にないことが原因です。その仕組みの核心にあるのが、アカウントプランです。
常夏の南国で、乾燥機は売れると思いますか。「その辺に干しておけば洗濯物は勝手に乾く。必要ないはずだ」と思うのが常識的な考えです。でも実際は、売れています。そしてその「なぜ」を知るためには、現地に行くしかありませんでした。
IBMに転職したばかりのころ、私は毎日自分の能力のなさと格闘していました。証券会社からのIBMに転職した時は、前の職場とは何もかもが異なる環境でした。新鮮さと同時に、研修と実務についていくのが精一杯でした。年下の新卒よりも仕事ができない。成果も出せない。土日も自宅で働き、季節が変わったことにも気づけないほどでした。そんな落ちこぼれだった私が、最終的にグローバルトップパフォーマーに選ばれたのはなぜか。
「社長や役員を提案に連れて行きたいんですが、なかなか頼みにくくて…」企業の営業現場でよく耳にする言葉です。日本の組織文化の中では、上位の人間に「動いてください」と言うことへの心理的ハードルは高い。しかしこの「遠慮」が、お客様への価値提供を妨げているとしたら、どうでしょうか。
お客様が課題を認識していて、対応策もわかっている。そこに提案をしても、それは他社にもできる提案です。結果、価格競争に巻き込まれます。
「きっと、相手はこうして欲しいだろう」そう思って動いた経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。相手のことを考えて先回りする力は、営業や組織運営においてとても大切なスキルです。仮説を立てて動ける人は、確かに頼れる存在です。しかし、仮説は確認しなければ、合っているかどうかは誰にもわかりません。