2026年4月13日
セルフブランディングは着飾ることではない 〜セルフブランディングの「勘違い」から始まる話〜

セルフブランディングというと、似合う服を着る、高価な時計をつける、そんな「外見」を思い浮かべる方も多いかもしれません。
確かに外見は大切です。
しかし、営業は外見を売り物にしているわけではありません。
清潔感のある身だしなみができていれば、外見は合格です。
それ以上の着飾りは、本質ではありません。
では、本当のセルフブランディングとは何でしょうか。
「また会いたい」と思っていただける中身こそが本質
本当に大切なのは、お客様に「またこの人に会って仕事の話がしたい」と思っていただける中身です。
その中身は、時代によって変化します。特にこれからの時代、AIがあらゆる業務に浸透していく中で、営業パーソンに求められる「中身」は、より明確になってきていると感じています。
私は、これからの時代に特に重要なのは2つあると考えています。
中身その1:AIには代替しにくい「専門家の視点」
1つ目は、その分野の専門家としての視点による提案力です。
情報を集めて整理したり、質問に答えたりすることは、AIでもできます。むしろAIの方が速く、網羅的かもしれません。
しかし、お客様の状況・制約・社内事情まで深く踏まえたうえで、ゴールから逆算して「腹落ちする提案」に仕立てることは、現場を知り、考えに考え抜いた人にしかできません。
お客様が言語化できていない課題を引き出し、社内の意思決定プロセスを想像し、関係者それぞれの立場を踏まえた提案を設計する。
この一連のプロセスは、経験と思考の積み重ねから生まれます。
AIはツールとして支援できますが、その判断の中心は人間です。
中身その2:トラブル時の「判断力と行動力」
2つ目は、問題が起きたときの判断力と行動力です。
うまくいかない場面で慌てず、事実を正確に押さえ、優先順位を整理し、早期解決へ動けるか。ここでの振る舞いが、信頼を決定づけます。
順調なときは誰でも良く見えます。しかし、トラブルや想定外の場面でこそ、その人の本質が現れます。冷静に動き、突破口を開いてくれる人は、記憶に残ります。
IBM時代のお客様が教えてくれたこと
IBM時代に大変お世話になったお客様が、YouTubeの中で私のことをこう振り返ってくださいました。
「うちのメンバーが加藤さんの思い出話をすると、何故かみんなニコニコする」「うまくいかないと思っても、加藤さんがなんとか突破口をつくってくれる」
この言葉を聞いたとき、セルフブランディングの本質はここにあると感じました。
着飾ったことは、一つも出てきません。
提案の中身、トラブル時の動き方、そして場を前向きにする関わり方。
それが積み重なって「また会いたい」という記憶をつくっていたのです。
▶ [お客様のコメント動画(YouTube)](https://www.youtube.com/watch?v=P1HPtWhwSv0&t=96s)
セルフブランディングとは、信頼される専門家であり続けること
セルフブランディングとは、自分をよく見せることではありません。
お客様から信頼される専門家であり続けることです。
その積み重ねが、「またあなたに会いたい・一緒に仕事がしたい」という言葉につなが ります。
あなたは今、お客様にそう思っていただける中身を、どんな行動で積み上げていますか。
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