2026年6月10日
野鴨を飼いならさない仕組み

野鴨を飼いならさない仕組みが、強い組織をつくる
「IBM出身者って、自由人が多いですよね」
ある大手コンサルティングファームの方に言われた一言です。
思わず笑ってしまいながら、もしかしたら私もそうかもと思っちゃいました。
私自身、「えーーーやだー」「この目標は無理です、目標を下げるか、お客様数を増やして下さい」と平気で上司に言うタイプでした。それでも25年間、首になることもなく、働くことができました。
「野鴨であれ」——IBMが大切にしてきた精神
IBMの創業者であるワトソンは「野鴨であれ(Wild Duck)」という言葉を残しており、いまでも時々、社内で使われています。
野生の鴨は厳しい自然でも、自らの翼で飛び立ち、新たな餌場を探して生き抜いていく逞しい動物です。しかし、人間から餌をもらい続けるとその力をすべて失っていきます。
IBMが恐れていたのは、優秀な人材が組織に飼いならされ、自分で考えることも、動くことも、稼ぐこともできなくなることでした。
全員が野鴨だったら、組織は崩壊する
ただ、考えてみてください。
全員が野鴨だったら、どうなるでしょうか?好き勝手に飛び回り、組織は崩壊します。
では何故、IBMが野鴨スピリッツを維持しながら100年以上、170カ国でビジネスができているのか?
それは、仕組みとルールが明文化されしっかり運用されていたからです。何をしたら評価されるのか。自分の裁量でできることは何か。例外が起きたときはどう対応するか。その枠組みがはっきりしているから、その中で自由にできる のです。
会議室で起きていること
IBMでは会議においても部下が上司の案に堂々と意見します。積極的にディスカッションしても上司はそれを「生意気」とは受け取りません。「いい指摘だ」と素直に受け入れることができる文化があります。
一方、日本の会議室では何が起きているか。部下は上司の顔色を見て発言を控え、上司のいないところで意見や不満が語られています。
外資系が強いのは、役職関係なく本音でディスカッションできる組織が構築されているからです。それは会議室だけでなく、すべての場所で貫かれている組織文化だからです。
飛べる空を設計する
あなたの組織に、野鴨が自由に活躍できる仕組みはありますか?
野鴨を育て、飛べる空を設計すれば、自ら稼ぎにいく優秀な営業を増産できます。
<セミナーのご案内> 「仮説と逆算で、お客様が前のめりになる提案を意図的に創る」のに役立つセミナーです。ご参加をお待ちしています。 申し込み: https://semican.net/event/nknarts/rdqsgt.html

