2026年5月13日
機能ではなく未来に投資

お客様は、何にお金を払っているのでしょうか。
私は、未来にお金を払っているのだと思っています。
未来に良いことがあると信じているから人はお金を払います。
たとえば車です。排気量や加速性能、燃費、安全性能などは機能です。
もちろん大切ですですが、高い車が売れる理由は、それだけではありません。
その車で友人と出けたときに、かっこいいと言われ自慢できる。
お付き合いしたい彼女にか っこいいところを見せたい。
運転する時間そのものが楽しくなる。
つまり、手に入れたいのは機能ではなく、その先にある未来なのです。
これはB2Bでも全く同じです。
ところが、難しいソリューションになればなるほど、営業は機能を一生懸命説明しがちです。
「この製品は何ができるのか」「他社より何が優れているのか」。
もちろん必要です。
しかし、それは機能紹介であって、提案ではありません
提案とは、その会社の状況に合った明るい未来を描くことです
この仕組みを導入したら、どんな業務が変わるのか。
社員の働き方はどう変わるのか。
お客様の先のお客様に、どんな価値を届けられるのか。
さまざまな仮説をぶつけ、「それなら投資する意味がある」と思っていただくように提案するのです。
IBMで25年間、エンタープライズ営業をしてきて強く感じたのは、選ばれる提案はいつも「機能」ではなく「未来」を語っていたということです。
もちろん機能は比較されます。
価格競争にもなります。
でも未来は、そのお客様ごとに違います。
だからこそ、提案力の差がそのまま価値の差になります。
これからの時代、機能説明だけならAIもできるようになります。
だからこそ営業に求められるのは、お客様がまだ言葉にできていない未来を、一緒に見せる力です。
あなたの提案は、機能を説明していますか。
それとも、お客様が手に入れたい未来を語れていますか。

