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2025年4月14日

信頼を勝ち取るために、誰でも今日からできる「たった一つの習慣」

信頼を勝ち取るために、誰でも今日からできる「たった一つの習慣」

「どうすれば、お客様や上司、チームメンバーから信頼されるのか?」


ビジネスにおける信頼は、成果を上げるうえで欠かせない土台です。


しかし、信頼は一朝一夕で得られるものではありません。長年の積み重ねと、日々の行動の積み重ねによって築かれるものです。


とはいえ、「信頼を勝ち取る」ために特別なスキルが必要かというと、必ずしもそうではありません。


実は、誰でも今すぐ実践できる、シンプルで効果的な方法があります。


その鍵は――「クイックレスポンス(迅速な反応)」です。


第1節:レスポンスの速さが信頼に直結する理由

私はこれまで25年間、法人営業の最前線で数多くのお客様と向き合ってきました。


IBMにて大手企業に対しての法人営業として長年経験を積む中で、技術や提案力以上に重視される場面が数多くありました。


それが「対応の早さ」です。


ある時、大手製造業のお客様からこんな言葉をいただきました。


「あなたはいつも連絡が早いから安心できる。何かあっても、まずはあなたに聞こうと思えるんです。」


この一言は、私にとって非常に大きな気づきとなりました。


お客様は、必ずしも“正確な答え”や“完璧な提案”を即座に求めているわけではありません。


むしろ、“きちんと向き合ってくれている”という安心感を求めているのです。


第2節:「完璧な回答」よりも「すぐに反応」が大切


お客様からのお問い合わせやご依頼に対してすべてその場で完璧に答えることは不可能です。


情報の確認が必要だったり、社内調整が必要だったりするケースも多いでしょう。


しかし、ここで重要なのは「反応の速さ」です。


たとえば、「確認中です。〇日までにご回答いたします」という一言があるだけで、相手の不安や苛立ちは大幅に軽減されます。


人は、返事がないと「無視された」と感じがちです。


そして、そう感じた瞬間に信頼は音を立てて崩れます。


一方で、「ちゃんと見てくれている」と感じたとき、そこに小さな信頼が芽生え、やがて強固な関係へと発展していくのです。


これはお客様対応に限りません。


社内のやりとり、パートナー企業との連携、プロジェクトメンバーとの情報共有……すべてにおいて共通です。


第3節:クイックレスポンスが組織を強くする


ビジネスはスピードが命です。


特に今の時代、複数の案件やプロジェクトが並行して進むのが当たり前になってきています。


その中で、組織が機動的に動くためには、情報のキャッチボールを止めないことが非常に重要です。


「すぐに返す」ことが、プロジェクトの進行を加速させ、PDCA(Plan-Do-Check-Act)を高速で回す推進力となります。


一流の営業、一流のマネージャー、一流のビジネスパートナーに共通しているのは、「レスポンスが早い」という点です。


早く返す人ほど、周囲からの信頼が厚くなり、自然と「頼れる存在」として認識されるようになります。


第4節:クイックレスポンスを習慣化するためのヒント


では、どうすればクイックレスポンスを習慣化できるのでしょうか?いくつかの具体的なコツをご紹介します。


  1. 「返信は24時間以内」が基本 

    ビジネスの世界では、当日中または遅くとも翌日までの返信がマナー。意識的に24時間以内の対応を心がけましょう。


  2. 「今すぐ返信できるもの」と「時間がかかるもの」を分けて考える 

    すぐに答えられることはその場で返信。時間がかかるものは「対応予定の連絡」をまず先に入れる。


  3. 「読んだらすぐ返す」のルールを自分に課す 

    メールやチャットを読んだその場で返信する習慣をつけるだけで、未処理のタスクが減り、ストレスも軽減されます。


まとめ:信頼はスピードで築ける


「クイックレスポンス」は、誰にでもできる、もっともシンプルで効果的な信頼構築の手段です。


それは特別なスキルでも、資格でもありません。


ただ「今すぐやる」だけです。


レスポンスの速さは、あなたの誠実さ、真剣さ、プロフェッショナリズムの象徴です。


そして、それは相手に安心感を与え、信頼へとつながります。


今日からぜひ、クイックレスポンスを意識してみてください。


小さな積み重ねが、やがて大きな信頼を生み出し、ビジネスの成功へとつながっていくはずです。

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